北海道警札幌白石署は7日、札幌市白石区在住の80代女性が特殊詐欺事件で約3400万円をだまし取られたと発表した。
署によると2019年11月中旬、女性に防犯協会職員を名乗る男から「(あなたは)ボランティアに登録されている」「大阪の人が代わりにやってくれることになった」などと電話があった。続けて災害支援団体職員を名乗る男から「大阪の人が不正融資で金融庁に疑われている」、金融庁職員を名乗る男から「あなたも共犯。拘束されないためにお金を払って」などと言われたという。
女性は金融機関で数百万円ずつ現金を引き出し、指定された東京の住所に2回にわたり現金計3400万円を宅配便で送った。金融庁職員を名乗る男からはその後も定期的に連絡があったが、昨年12月10日ごろを最後に連絡が途絶え、署に相談し被害が発覚した。署が特殊詐欺事件として調べている。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル